2024/12/27 15:09
文字サイズ
2024年のLMEアルミ相場(現物)は1トン2,200ドルをベースラインに、2,700ドルを上限にした500ドルの範囲で上下動する値動きみせた。対ロシア制裁の強化を目的とした英米によるロシア産のアルミ、銅、ニッケルの両国の主要取引所での取引停止などの措置や、中国の景気刺激策が重なったことで、3月以降大きく上げ始め、一時もたつく場面もあったが、5月には年初来高値を記録。在庫圧迫などから夏場にかけて値を消したが、秋口以降は米の利下げと、中国の追加景気刺激策を追い風に再び勢いづき、10月以降は2,500‐2,600ドル前後の高値圏で推移している。時代を彩る主要金属として、軽量化目的で自動車向けなどに需要のすそ野が一段と広がったことで、相場の水準訂正が進んだ。そんな印象である。
この記事は会員限定です。お申込み確定後に続きをお読みいただけます。
新着記事
商船三井 中国最大手燃料サプライヤーSINOPEC、丸紅と船舶用バイオディーゼル長期供給体制構築の覚書締結
2025/12/13
FREE
2025 SMM APAC 鉛蓄電池産業会議 in ホーチミン:ブース訪問記(中華系企業)
2025/12/13
MARKET TALK 現地12月12日 全面安、米金融当局者の利下げ反対や株安で
2025/12/13
LME銅:最高値後の急反落とマクロ環境 ――12,000ドルは年内に視野か
2025/12/13
鉄の日本製鉄、エネルギーも手掛けるJFE―エコプロ2025
2025/12/12
日本製鉄:2030中長期経営計画の説明会を開催(海外事業、経営基盤強化)
2025/12/12
日本製鉄:2030中長期経営計画の説明会を開催(戦略、国内事業)
2025/12/12
2025 SMM APAC 鉛蓄電池産業会議、鉛蓄電池産業の現在・未来――詳報②
2025/12/12
伊ダニエリ、JFE条鋼から水島製造所の電気炉更新を受注
2025/12/12
FREE
レアメタル千夜一夜 第105夜 「交易会のドンドン、パチパチ、ピョンピョン」――広州に鳴り響いた復興の爆音――
2025/12/12