フジクラは7日、約450億円を投じて千葉県に光ファイバーの工場を新設すると発表した。生成AI（人工知能）の普及によるデータセンタ市場の拡大に伴って、同社の光ファイバーケーブルの需要は増加している。新工場は、2029年度に稼働予定で、本格稼働後は光ファイバーケーブルの売上高を25年度見込み比1.8倍にまで増やすという。

　千葉県佐倉市の佐倉事業所に工場建屋や生産設備などを新設する。各工程に独自の製造技術による新たな設備を入れ、光ファイバーの生産性を従来の2〜3倍に高めることを目指す。光ファイバーを束ねた「光ファイバーリボン」の生産能力は25年度見込み比1.5倍に引き上げる。

　今回の建設で、2026 年 3 月期の連結業績予想に変更はなく、開示が必要な情報が発生した場合は、速やかに適時開示するという。

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(IRuniverse G・Mochizuki)

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