ヘンリーハブ（Henry Hub）は、アメリカ合衆国ルイジアナ州にある天然ガスの集積地で、米国の天然ガス指標価格の呼称にもなっている。

ヘンリーハブは、複数の幹線ガスパイプラインが交錯する地点に位置し、天然ガスの取引がアメリカ国内で最も活発と言われている。ここで売買される天然ガスの価格は、ニューヨーク商品取引所（NYMEX）の先物価格の指標値（基準値）となっているため、米国の天然ガス指標価格の呼称にもなっている。

MIRUではこのヘンリーハブ天然ガス価格の月平均価格を採用している。百万ＢＴＵ当たりドル価格。

BTUとは英国熱量単位 British thermal unit の略。

1BTU は、標準気圧下において質量 1 ポンドの水の温度を 60.5°F から 61.5°F まで上昇させるのに必要な熱量を示す。1BTU＝252～253 カロリー。ここでカロリーは 1 グラムの水の温度を 1 ℃上昇させるのに必要な熱量。

天然ガスでは、1,000CFが概ね「百万 BTU 」（MMBtu 、MMBTU 、mmBTU などと表記）に相当することからよく用いられ、例えば「天然ガス価格が１MMBTU あたり 2.5 ドルから 3.5 ドルに上昇、LNGを100万BTUあたり約10ドルで輸入」などと表現される。