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電極覆面座談会2018/梅雨 2017年からの電極バブルを読む

2018/06/05 12:11
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写真 昨年から大幅な高騰をみせた製鋼用電極および耐火物。電極高騰の背景には中国での電炉増設、リチウムイオン電池向け黒鉛需要の急増、昨年のハリケーン襲来による米大手電極メーカーの一時的な停産などがあった。電極を知る関係諸氏に今後の電極マーケットについて語ってもらった。

 

 A「去年から電極は歴史的な変化局面を迎えました」

 B「そうですね、各電極メーカーの業績、株価が示しているように過去最高益を出し続けている

 

 

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 A「完全な売り手市場となった。いつまで続くんでしょうかね」

 D「う~ん、こればっかりはGod Only Knowsですが(笑)3年、あるいは5年くらいは高値安定でいくかもしれませんね」

 A「去年から電極業界じたいが激動でした。17年の秋でしたか、昭和電工が独SGLを買収し・・」

 

 B「うん。しかしSGLは当初東海カーボンに行ったんだけど東海がそれを蹴って、SGLは昭和に行った」

 D「そうなんですか?、でも東海さんはある意味では運がいい」

 

→(関連記事)電極市場近況2017#Nov 2018年電極長契価格は昭和電工次第

 

 A「なるほど、ところで電極バブルといっていい現在の様相ではありますが、やはり去年の5月に米GTIが異例中の異例ともいえる製鋼用電極の期中改定を行い(トン30万台→45万円)、当時は業界も騒然となりましたが、結果的にその後の展開はGTIの予想通りといいますか、予想以上の展開になった訳で。。。また彼らの長期契約(3年か5年の長期契約)も今となっては意外にリーズナブルだった

 D「日本は国内に電極メーカーがあるからGTIの長契は無視していて、韓国も日本からの供給があるからと最初はタカをくくっていたんだけど。。。」

 B「そう、だから確かに供給能力はそこそこあるけれども、値上げ値上げの連続で。韓国の某大手鉄鋼メーカーは7月以降の電極供給がいまだ見えていなくて相当に困っているようなことは聞いている。供給はいけたとしても相当に高いものをつかむことになる」

 C「そうだね、昭和電工さんもGTIが出せない分は出荷する、と言っていたんだけれども出せるけれども値上げ、値上げの強気姿勢で。足元見てるよね。だから個人的にはこういうバブルは長くつづかない。どこかで急落するんじゃないかと思っているんだけれども」

 B「いつの間にか150万円・・・」

 A「そこで止まりますか?」

 B、C、D「う~む・・・・」

 C「鉄鋼、ステンレス特殊鋼材の製品価格が上がらず、電極だけ上がり続けることは考えにくいことだけれども」

 

 A「ちょっと話題変えて、電極の長寿命化ということでは?」

 C「もうほとんど各社ともやり尽くしてるんじゃないでしょうか?電極に水かけることから、炉を変えたりなんだりで・・・」

 B「そうですよね。もはや限界がある。とするとやはり不足する不測の事態も起きる・・」

 D「かもしれないですね。SPOTはやはり、サプライズな価格が出てくるのではないかと

 B「中国も150万円で出してますよね」

 D「中国の電極が今は一番高いでしょう」

 

 A「このひっ迫感は電池向けで黒鉛が引っ張られたこと、中国の電炉建設の増加に起因するものでしょうか」

 D「ですね。中国の電池メーカー(リチウムイオン電池)はコノコフィリップスのニードルコークスを使ってますね。昨年に1億トンの地条鋼を整理して、その分に電気炉メーカーを増やすということになり一気に製鋼用電極のひっ迫感が高まった。こういう状況分析はやはり欧米系が優れていて半ば相場を読んでいたフシすらある」

 A「この相場高騰で新たな電極供給者は現れてくるのでしょうか?」

 D「まぁ、無いとは思うけども東洋炭素あたりが電極に乗り出したりとか」

 C「難しいですよね。電極も今はバブルだけど、長い冬の時代があって、だからどこも設備を廃棄したりして供給能力が落ちていったなかでの電極バブルなので余計にひっ迫感は長引くかもしれないな」

(第2回座談会に続く)

 

 

(IRUNIVERSE JP/KR)

 

 

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