太平洋セメント株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:不死原正文 ) は、1月28 日に国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)に採択された 「グリーンイノベーション基金事業/製造プロセスにおける CO2回収技術の設計・実証」において、CO2回収型セメント製造設備(C2SPキルン(R))の開発に取り組んでいる。
今回、同事業における技術開発のための主要設備である「CO2回収型仮焼炉」を建設するにあたり、安全祈願祭を9月8日に催行した。
同事業では、セメント製造工程から発生する CO2のうち約 60%が主原料である石灰石の脱炭酸によることに着目し、脱炭酸反応が起こるプレヒーターに直接「CO2回収型仮焼炉」を設置することで、効率よくCO2を回収する技術を開発する。
セメント製造工程に適したカーボンリサイクル技術の開発は、将来に向けての最重点課題である とともに成長戦略であると捉え、早期の技術確立と 2050 年のカーボンニュートラル実現に向けた取 り組みをさらに加速させていく。
(IRuniverse.jp)