25日、東京ビックサイトで第15回オートモーティブワールドが開催された。
過去の展示会では、車の軽量化という視点から、素材の樹脂化がブームだったが、今回の展示会では、「素材」というよりも、自動運転に関わる「ソフトウェア」の展示が目立った。
車の分野で新しい部分である、「自動運転」が業界のトレンドであるという印象を受けた。
自動車の展示会で何故「転職支援大手」が展示?
今回の展示会で、一番印象に残ったのは、自動車業界での展示会である、オートモーティブに、なぜか転職支援大手「BIZREACH」(ビズリーチ)が大きな展示ブースを構えていたことである。
同社は、近年TVCMや地下鉄のCMでもおなじみの、転職支援事業大手である。

ブース担当者に、今回の展示について聞くと、
「自動車業界は、大手はそうでもないが、中小企業の若手の人材不足が深刻で、そこの引き合いが強い。」と話す。結果、展示会の参加に繋がったという。
実際、展示会では、多くの若い世代がこのブースに立ち寄ったのか、配布された手さげ袋を持つ参加者を多く見た。
同社は、同業の「Indeed」(インディード)とは違い、基本的に転職支援がメインであるという。(インディードは、業務委託、契約社員、正社員など様々な形態で募集)
展示会では、その業界のどの部分が危機的なのかが表れているケースが多いが、人材不足は、自動車業界にも他業界と共通した問題になっているようだ。
(IRUNIVERSE Hatayama)