一般社団法人日本自動車リサイクル機構は2023年6月15日、鉄鋼会館(東京都中央区日本橋茅場町3丁目)で定時社員総会を開いた。総会後には4年ぶりに外部の賓客を招いて懇親会も開催。久しぶりに顔を合わせる人たちも多く、会場にはいくつもの談笑の輪が広がった。
社員総会は午後1時半から始まり、第18期事業報告や収支報告、監査報告、第19期事業計画案などが審議され、原案通り議決された。また、理事の1名増員にともない機構事務局の奥野孝樹氏が理事に選任された。
総会後の午後4時からは同会館で懇親会。酒井康雄・代表理事は開会あいさつで「4年ぶりに外部の方々をお招きして懇親会を開催できてまことにうれしい。状況はまだ厳しいが、新車の生産は回復しつつあり、我々も希望をもっていこうと総会で話した。カーボンニュートラルという時代の要請に対しては、連携を強めて取り組んでいかなければならないと肌で感じている」と話した。
来賓として、経済産業省製造産業局自動車課自動車リサイクル室長の金谷明倫(かなだに・あきみち)氏、環境省環境再生・資源循環局総務課リサイクル推進室室長補佐の坂口武史氏、公益財団法人自動車リサイクル促進センター専務理事の阿部知和(ともかず)氏がお祝いのことばを述べた。一般社団法人日本自動車工業会環境技術・政策委員会リサイクル・廃棄物部会部会長の嶋村高士(たかし)氏が乾杯の音頭を取った。
(自工会嶋村氏の挨拶)
(公益財団法人自動車リサイクル促進センター専務理事の阿部知和氏の挨拶)
(中締めは栃木のエコアール石井社長)
懇親会で色々と話を交わす中で、減少しているELV(廃車)のバイをリサイクル企業以外の、大手中古車買取会社などもこぞって参入し食い合い状態になっているといった話しも聞こえた。
(iruniverse Abe&tanamachi )