~リサイクルセンターで「古紙」や「鉄・非鉄スクラップ」に加え、多種多様な廃棄物処理に対応可能~
総合リサイクル・建材加工販売を展開する株式会社こっこー(本社:広島県呉市、代表取締役:槙岡達也)は、11月4日「東広島リサイクルセンター」を2026年秋に完全リニューアルすると発表した。これにより、鉄・非鉄スクラップ、古紙の取り扱いに加え、今までは許可の無かったがれき類などの多様な廃棄物の処理が可能となる。先行して古紙ヤードが完成し、11月10日より新古紙ヤードにて古紙の荷受を開始する。

古紙ヤード建屋
同社の主要リサイクル拠点(呉、黒瀬、東広島)の中で最も古い「東広島リサイクルセンター」は設置から約50年が経ち老朽化が進んでいた。そこで大規模なリニューアルを決定。従前の鉄ヤード・古紙ヤードに加え、廃棄物ヤードを新設し、中四国地方で初となる鉄・非鉄スクラップ、廃プラスチック、木くずなどが混ざったスクラップ問屋特有の混合廃棄物(ギロチンダスト)を選別できる「破砕・選別処理設備(移動式破砕機・選別設備1式)」を導入する。工場の屋根には「太陽光パネル」を設置、環境に配慮しながら事業を行う。

ギロチンダスト

太陽光パネル
サーキュラーエコノミーの実現へ
これまでギロチンダスト(残土に非鉄スクラップ、廃プラスチック、木くずなどが混ざったスクラップ問屋特有の混合廃棄物)の多くが処理困難物として扱われていた。今回導入した「破砕・選別処理設備」により、細かく選別処理することが可能で、有価物やリサイクル可能な資源を回収し循環させていくことができる。併せて埋立処分量を減らすことも可能。
建設系混合廃棄物の選別も可能
ギロチンダストの破砕・選別に特化させた設備仕様となっている、移動式破砕機および選別設備導入により、今まで無かったがれき類、鉱さい、紙くず、繊維くずなどの許可も取得し、多種多様な廃棄物に対応することができる。
施設を動かす電力は、設置した「太陽光パネル」や再エネを活用
工場には太陽光パネルも設置。施設では自社で発電した電力を利用するほか、不足分を再生可能エネルギーによって作られた中国電力の「CO2フリー電力」で補う。これにより同社の事業活動で使用する電力の92.2%(2024年実績比)が再生可能エネルギー由来となり、安定した再エネ電力の確保と地球環境に配慮した事業運営を実現する。
(リサイクルセンターほか主要拠点にCO2フリー電力 脱炭素社会実現への取り組み加速)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000144803.html
環境に貢献できる施設へ、地域の皆さまとともに
現在古紙ヤードは建屋が完成しており、11月10日より古紙の荷受を開始。またがれき類、鉱さい、紙くず、繊維くずなどを扱う廃棄物ヤードについては来秋の完成を予定している。
(IR universe rr)