サイクラーズ株式会社（本社：東京都大田区、代表取締役 福田 隆氏）は11日、全株式を取得する契約を６月24 日に締結していた株式会社インターコム（本社：東京都府中市、代表取締役 矢部 光朗氏）から１日までに全株式を取得したと発表した。インターコムは、インフラ系のサーバ、データベース、システム開発を手掛けている。サイクラーズは、今回のM&A により、優秀なエンジニアをグループ内に取り込むことで、グループの工場設備などのシステム化に繋げていく。
サイクラーズは、2020年9月に東港金属の持ち株会社として設立された。傘下企業として資源リサイクル・廃棄物処理を専門とする「東港金属」のほか、リサイクルIT事業を担当する「トライシル」、物流を担当する「トライマテリアル」、商社機能を持つ「トライメタル」、東北地方をカバーする「東北トライメタルズ」を持つ。
「東港金属は老舗であり、それが信頼につながりはするものの、しかし社名にもある金属のイメージが強く、今後プラスチックの処理に力を入れたり、サーキュラーエコノミーや循環型社会を推進するためのITやリユースなどの事業を行う上でもイメージが付きづらいなど、少々デメリットを感じる部分があった。そこから脱却しようと思った」などと福田社長は設立当時、MIRUのインタビューでその背景を語っていた。
(IRuniverse G・Mochizuki)
