経済産業省は3日、米半導体メモリー大手マイクロン・テクノロジーが進める広島工場(広島県東広島市)の設備・研究開発計画に最大1920億円を補助すると発表した。国内での次世代品の量産拠点づくりを支援し、経済安全保障の強化につなげる。
マイクロンは広島工場で最先端の半導体メモリーを生産する計画で、経産省は生産ラインの設備投資に1670億円、次世代品の研究開発に250億円、合わせて1920億円を補助する。
西村康稔経産相は3日の閣議後の会見で「先端半導体をしっかり安定供給してもらう。地域に良質な雇用が生まれることで若者の定着や、半導体関連の人材育成につながることも期待している」と話した。
(IRuniverse G・Mochizuki)