1月26日(現地時間)、Nucorが25年10-12月期決算を発表した。大和工業の米国形鋼事業(NYS)と関連が深い。NYS は、大和工業が 49%、Nucor が 51%出資し、大和工業の持分法適用会社となっている。なお、NYSが中心になる大和工業の持分法投資利益は、大和工業の決算に反映されるのに1四半期の時間差がある。また、California Steel(CSI)は、JFEスチールと22/12期から薄板でJV(JFEスチール49%、Nucor51%)を行っている。
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NYSの事業と関連するNucorの形鋼の25年10-12月期の販売価格は前年同期比13.3%上昇し1,464ドル/トンと、2四半期連続で上昇。前四半期比でも5.0%上昇(4四半期連続)。一方、鉄屑価格は、同0.3%低下し380ドル/トンと、3四半期ぶりに軟化。前四半期比でも2.8%下落(2四半期連続)。この結果、メタルスプレッド(鋼材価格-鉄屑価格)が、同19.0%拡大し1,084ドル/トンと、2四半期連続で改善した。前四半期比でも8.1%拡大(3四半期連続)。なお、形鋼の販売数量は同1.1%減の43.6万トンと、5四半期ぶりに減少。前四半期比でも7.6%減少(2四半期連続)。
NYSは、26年1月7日(日本時間)に形鋼価格を60ドル/トン値上げしており、原料の鉄スクラップ価格も上昇傾向にあるため、今後のスプレッドがどうなるのかに注目したい。なお、同社は2月2日13時に26/3期3Qの決算を発表を予定している。
図表1、四半期別の型鋼の販売数量とスプレッド(千トン、ドル/トン)

出所:NYS発表資料よりIRU作成
<参考>
図表2、四半期別の薄板の販売数量とスプレッド(千トン、ドル/トン)

出所:NYS発表資料よりIRU作成
図表3、四半期別の棒鋼の販売数量とスプレッド(千トン、ドル/トン)

出所:NYS発表資料よりIRU作成
図表4、四半期別の厚板の販売数量とスプレッド(千トン、ドル/トン)

出所:NYS発表資料よりIRU作成
図表5、四半期別の形鋼関連の状況(ドル/トン、千トン)

出所:NYS発表資料よりIRU作成
(IRuniverse 井上 康)