5月8日15時半、日本カーボンは26/12期1Qの決算を発表し、業績見通しを据え置いた。同社は決算説明及び説明資料を作成していない。なお、決算に先立ち同日10時に自社株買いを発表している。
<26/12期1Q実績>
〇実績
売上高が88億円(前年同四半期比11.3%増)となった。損益面は、減価償却費等の増加により、営業利益10.5億円(前年同四半期比17.9%減)、経常利益8.3億円(前年同四半期比31.2%減)、当期利益4.8億円(前年同四半期比28.6%減)となった。
図表1、26/12期1Q実績(百万円、%)

出所:会社発表資料よりIRU作成
〇セグメント
●炭素製品関連
ファインカーボン関連製品は、一部で回復の動きがみられたものの、半導体関連市場の需要拡大を見据えた製造設備増強投資の影響等により製造コストが増加し、収益性は低下した。
電極材関連製品は、国内外の需要を取込んだことにより販売量は増加したが、米国の通商政策等を背景に収益性は低下した。
この結果、売上高は74億円(前年同四半期比10.3%増)、営業利益は5.2億円(前年同四半期比34.6%減)と増収減益となった。
〇炭化けい素製品関連
炭化けい素連続繊維製品は、航空機エンジン用途を中心とした需要が引き続き堅調に推移したことから、高水準での生産を継続した。
この結果、売上高は11億円(前年同四半期比11.7%増)、営業利益は4.1億円(前年同四半期比2.3%減)と増収となった。
<26/12期業績見通し>
中東情勢ならびに米国の通商政策等の影響が懸念され、先行き不透明な状況が続くものと見込まれる。特に、中東情勢の影響に伴う原材料価格やエネルギー価格の影響は、現時点では予測が困難だが、同社グループとしては、関連市場への販売強化やコスト削減等の活動を継続して行っており、前回見通しを据え置く。
図表2、26/12期業績見通し(百万円、円/株)

出所:会社発表資料よりIRU作成
<参考>
図表3、四半期別の業績推移(百万円、%)

出所:会社発表資料よりIRU作成
(IRuniverse 井上 康)