中央アジアのカザフスタンにある炭鉱で10月28日に爆発事故が起き、10月29日までに45人の死亡が確認された。ロイター通信などの外電が10月30日までに伝えた。
現場ではルクセンブルグの鉱山会社であるアルセロール・ミッタルが石炭を採掘していた。事故当時は252人が働いていたが206人が避難。28日に32人の死亡が確認され、29日に死者数が45人に増加した。現在も炭坑内に残る人々の救助活動が続いている。
アルセロール・ミッタルは、2006年にオランダのミッタル・スチールとルクセンブルグのアルセロールの経営統合により誕生した世界最大の鉄鋼会社。同社はホームページ上で、10月30日11時にすべての業務を中止して炭鉱事故の犠牲者に向け黙とうを捧げると発表した。
(IR Universe Kure)