
カザフスタンのカナト・シャルラバエフ産業・建設大臣(左)と髙原一郎理事長
エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC、髙原一郎理事長)は3日、カザフスタン共和国の産業・建設省との間で金属分野における協力の促進を目的とした協力覚書(MOC)を8月に締結したと発表した。
両社は同MOCの下、▽探査と開発の強化▽鉱物資源の有効利用▽二次原材料処理技術の開発促進――といった包括的な分野での協力関係の強化を目指す。8月8日に開催された会談では、今後両国の資源分野での協力を今まで以上に広げていくとの認識で一致したという。
カザフスタンにはクロムやマンガン、タンタル、銅、亜鉛など天然資源が豊富に存在しており、日本にフェロクロムやタンタルなどを供給している。JOGMECはの日本への金属鉱物資源の安定供給に向けて、カザフスタンをはじめとした中央アジア諸国とのより一層の関係強化を図っていく方針だ。
(IRuniverse K.Kuribara)