2024/10/01 18:04
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国内アルミ合金とアルミスクラップ市況は再び、「原料高・製品安」のまだら模様を鮮明にし始めた。指標となるLME相場が9月中旬以降1トン2,500ドル前後の高値圏に水準を切り上げ、足元では2,600ドル台乗せを果たしたことで、発生薄の続く原料のスクラップは実需の支えを欠きながらも強含みで推移。一方、製品の合金には盛り上がりを欠く需要動向がストレートに反映され下押し圧力が掛かっているためだ。1日現在、国産ADCは9月中旬比5円安の1キロ375‐385円の水準で推移、同比で5‐10円程度底上げされたスクラップと明暗を分けている。円高傾向で割安感が出ている中国産ADCをはじめとする輸入塊の圧迫もあり、目先「原料高・製品安」色を引きずった形での相場展開がなお予想される。
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