JX金属は11日、タツタ電線を完全子会社化したと発表した。10月21日開催のタツタ電線の臨時株主総会で承認された株式併合議案の効力が11日付で発生した。「2040年JX金属グループ長期ビジョン」で「装置産業型企業」から「技術立脚型企業」への転身を基本方針に掲げ、半導体材料や情報通信材料分野の強化を打ち出しており、機能性フィルム・ペースト事業などの電子材料分野で強みを持つタツタ電線の完全子会社化で、成長戦略に弾みをつける。
タツタ電線は10月21日の臨時株主総会に関連議案を付議、承認可決されていた。
(IRuniverse G・Mochizuki)