アフリカ南東部のマラウイ共和国がすべての鉱物輸出を一時停止した。2月14日付のアフリカ現地メディアのデイリー・トラストが、2月12日のマラウイ鉱山省の発表として伝えた。即時発効し、期限は未定。管理システムの再編のため。
マラウイの鉱業状況
(出所:JOGMEC 2015年)
鉱物輸出許可の発表を停止した。デイリー・トラストによると、同国鉱業相のジョセフ・ムカンダウィレ氏はフェイスブックへの投稿で、「この措置は、鉱業部門を消毒するために取られたものであり、同省は鉱物権管理の効率性と透明性をもたらすためのいくつかの改革に着手する予定だ」と述べた。
マラウイはモザンビークやザンビアと国境を接する南東アフリカの国。タバコなどの農産物輸出が経済の柱だが、鉱物はウランのほか、ルビーやサファイアなどの貴金属を産出する。JOGMECによると、近年はオーストラリア資源のソブリン・メタルズが同国でルチルの採掘に取り組んでおり、副産物としてグラファイトの生産も計画するなど海外からの投資も進んでいる。
(IR Universe Kure)