
エンビプロ・ホールディングスは13日、6月末までにスタンダード市場への市場区分変更申請をするため準備を開始することを決議したと発表した。
同社の 2024年12月31 日時点におけるプライム市場の上場維持基準への適合状況は、下表の通り。同社試算ベースでは流通株式時価総額について基準を充たしていない状況にある。今回不適合となった流通株式時価総額について、2025 年6月末までに上場維持基準を充たすために、中期経営計画の着実な遂行や株主還元施策などの取り組みを推進していくとしているが、それと並行し、市場区分変更申請の準備も進めていくことを表明した。
上場基準の適合状況(同社発表資料より引用)
佐野富和社長は、「当社はスタンダード市場への市場区分変更申請を行うべく準備を開始いたしますが、当社がプライム市場にふさわしい大きな志があるという考えは変わりません。加えて、当社の成長への意欲や戦略も変わることはありません」と強調。「市場区分変更をきっかけとして、形に捉われず、エンビプロらしい本来の成長を志し、骨太でレジリエンスに優れた組織で次の飛躍の舞台を創ってまいります」とコメントしている。
(IRuniverse K.Kuribara)