帝人フロンティア株式会社は、3月4日、松山事業所における「繊維 to 繊維」プロセス(*1)で生産する再生ポリエステル繊維について、持続可能な製品の国際的な認証制度のひとつである ISCC PLUS 認証を取得したと発表した。
ISCC PLUS 認証は、マスバランス方式(*2)による再生原料などに由来する製品について、グローバルなサプライチェーン上で信頼性を管理・担保する国際認証。今回の認証取得により同社は、松山事業所の「繊維 to 繊維」プロセスにおいて、マスバランス方式で割り当てたポリエステル繊維を試験生産、供給することが可能となった。
(*1)「繊維 to 繊維」プロセス:衣料品などの廃棄ポリエステル製品から、当社が開発したケミカルリサイクル技術(新 BHET 法)を用いて、石油由来のポリエステルと同等品質の再生ポリエステルを製造する一連のプロセス。
(*2)マスバランス方式:原料から製品への加工・流通プロセスにおいて、バイオマスや再生材料などの特性をもった原料と、そうでない原料(例:石油由来原料)を混合させる場合に、特性を持った原料の投入量に応じて、製品の一部に対してその特性を割り当てる手法。
(IR universe rr)