TREホールディングスは16日、グループ傘下の信州タケエイ(長野県諏訪市)が同日付けで「株式会社信州アグレーション」を設立し、農業に参入したと発表した。農業に取り組む法人の設立は、木質バイオマス発電で発生する余熱を有効活用した高糖度トマト栽培を行っている津軽エネベジ(青森県平川市)に続いてグループ2例目。
当面は、長野県で安定した収穫が見込める米とそばを栽培。事業収益性の検証を経て、3年目以降で本格的な農地拡大を計画している。農業とリサイクル技術を結びつけた資源循環モデルの構築を目指し、農業に由来する廃棄物の再資源化や、産業廃棄物のリサイクル品等の農業への展開も検討していく。
社名は、Agriculture(農業)、Rescue(救う)、Promotion(振興)からなる造語。地域農業の持続的な発展、環境保全と地域社会への貢献に対する想いを象徴して名付けた。
(IRuniverse K.Kuribara)