韓国鉄鋼大手の現代製鉄は減産を拡大する。折からの建設需要低迷ですでにH鋼の生産は止めているが、これに加えて仁川の鉄筋工場も止める。
ソウル経済新聞によると、現代製鉄の仁川市の鉄筋工場は7月21日から8月31日まで稼働を停止する予定。同工場の中断は、4月に続き今年2度目となる。現代製鉄の年間鉄筋生産能力330万トンのうち、150万トンを担う主力工場だ。例年の定期メンテナンスは2~3週間だが、今年は減産を目的に1カ月を超える停止となる見通しだ。
また、忠清南道唐津市にある唐津製鉄所では6月29日から7月15日まで、夏季のメンテナンスを実施している。
前述したH形鋼を主に生産する浦項第2工場(慶尚北道浦項市)は6月7日から無期限で停止している。
関係筋によると「現代のH鋼の4工場のうち3工場は動いてます。キャタピラー工場は売却、しかし唐山の高炉製品は継続中」
とのこと。経営の迷走ぶりがうかがえる。
(IRUNIVERSE)