Loading...

8月のアルミ概況および9月の見通し 橋本アルミ(株) 橋本健一郎

2025/09/03 14:32 FREE

予測レンジ                                              


LME 現物後場買い2400-2650ドル                        →

スクラップ +5から+10円(前月最終価格より)    ↑

為替 146-148円 (一か月間TTM)                     ↓

 

■国際概況

銅が関税発表で急落、米株安・ドル高の圧力を嫌気し下落したがパウエル議長発言や在庫減少基調・景気刺激期待を好感しUP

月末日 スタート価格より41ドルUPの2621ドル

 

 

■前月の経済指標    

◆月間のドル/円レート (TTS)

151.79 → 157.92(円)

 

出典 MIRU

 

【国内指標】                                          

【自動車生産】

生産動態統計によると7月の自動車生産台数は前年比-7.8%の70万5101台

輸出は前年同月比-5.5%の34万54台

 

 

 

 

◆自動車販売台数

日本自動車販売協会連合会によると8月の自動車販売台数(軽除く)は前年比-10.6%の18万6594台

 

 

 

自動車生産台数

出典 生産動態統計

 

自動車販売台数推移

出典 日本自動車販売協会連合会

 

【住宅着工戸数】

7月の新設住宅着工は,持家,貸家,分譲住宅が減少したため,全体で前年同月比9.7%の減少となった。また,季節調整済年率換算値では前月比9.9%の増加となった。

 

 

【アルミ圧延・押出品生産数】

日本アルミニウム協会発表の圧延品の生産出荷動向によれば板類・押出生産合計は前年比 -1.5% 14万8807t 3カ月連続マイナス。
 
板は生産はプラス、出荷はマイナス。内需は「箔地」以外の主要分野が減少、半導体製造関連を含む「一般機械」「その他」も減少した。
 
押出は生産、出荷ともにマイナス。主要分野の「建設向け」「自動車」ともに減少した。

 

 

出典 日本アルミニウム協会 

 

【アルミニウム2次合金 同合金地金等生産実績】

前年比 -4.6% 6万2707t  6カ月連続マイナス
 
出荷  -6.2% 6万2116t  12カ月連続マイナス

   

 

出典 日本アルミニウム合金協会

 

【貿易指標】

【輸出】

新地金 +71.7% 214t

二次合金 -67.6% 820t

スクラップ -5% 2万8314t

アルミ缶 -21.3% 6058t

 

 

 


輸出推移

出典 財務省貿易統計 

 

【輸入】

新地金 ―8.8% 9万1925t

二次合金 -11.5%の8万4690t

スクラップ -25%の640t

合金スクラップ -22.1%の5844t

 

   

 

輸入推移

出典 財務省 貿易統計

 

■国内概況まとめ

【自動車生産】

生産動態統計によると7月の自動車生産台数は前年比-7.8%の70万5101台
輸出は前年同月比-5.5%の34万54台
 
 
【自動車販売】
日本自動車販売協会連合会によると8月の自動車販売台数(軽除く)は前年比-10.6%の18万6594台
 
 
【住宅着工戸数】
7月の新設住宅着工は,持家,貸家,分譲住宅が減少したため,全体で前年同月比9.7%の減少となった。また,季節調整済年率換算値では前月比9.9%の増加となった。
 
 
【アルミ圧延・押出品生産数】
日本アルミニウム協会発表の圧延品の生産出荷動向によれば板類・押出生産合計は前年比 -1.5% 14万8807t 3カ月連続マイナス。
板は生産はプラス、出荷はマイナス。内需は「箔地」以外の主要分野が減少、半導体製造関連を含む「一般機械」「その他」も減少した。

押出は生産、出荷ともにマイナス。主要分野の「建設向け」「自動車」ともに減少した。
 
 
 
【アルミニウム2次合金 同合金地金等生産実績】
前年比 -4.6% 6万2707t  6カ月連続マイナス
出荷  -6.2% 6万2116t  12カ月連続マイナス
 
【輸出】
新地金 +71.7% 214t
二次合金 -67.6% 820t
スクラップ -5% 2万8314t
アルミ缶 -21.3% 6058t
 

【輸入】
新地金 ―8.8% 9万1925t
二次合金 -11.5%の8万4690t
スクラップ -25%の640t
合金スクラップ -22.1%の5844t
 
 
 
[見通し】
【自動車】
7月の自動車生産がー7.8%。8月国内販売台数が前年比-10.6%
 
販売台数 
季節性による回復期待あり。ただし8月の大幅減の影響で、9月も前年同月比ではマイナス継続の見通し
 
生産台数
米国向けの反動から持ち直しの可能性あり。前月(7月)に比べてプラス転換する可能性が期待される
【アルミ圧延・押出品生産数】
日本アルミニウム協会発表の圧延品の生産出荷動向によれば板類・押出生産合計は前年比 -1.5% 14万8807t 3カ月連続マイナス。
板は生産はプラス、出荷はマイナス。内需は「箔地」以外の主要分野が減少、半導体製造関連を含む「一般機械」「その他」も減少した。

押出は生産、出荷ともにマイナス。主要分野の「建設向け」「自動車」ともに減少した。
 
 
【アルミニウム2次合金 同合金地金等生産実績】
前年比 -4.6% 6万2707t  6カ月連続マイナス
出荷  -6.2% 6万2116t  12カ月連続マイナス
生産・出荷ともに減少、特に出荷は12カ月連続マイナス。
 
【スクラップ景況予想】
世界的にアルミスクラップの需給は非常にタイトな状態です。
特にEUは供給不足に対応するための政策を急ぎ、米国は高価格環境下でスクラップ活用を強化しています。
LME在庫の急落も、需給逼迫を示す重要な指標
 
【LME・為替予想】
●LME予想
LMEにおけるアルミ在庫は極端に減少し、2025年6月時点で32万トン前後と、過去最低水準となっています。これは供給ひっ迫を強く示唆

●為替予想 146円~148円
米国の経済指標や日米の金融政策の動向を背景に、146円から148円の範囲で推移する可能性が高
これらを踏まえた今月のアルミ価格は 2400―2650ドル(セツル)との予想。
スクラップ購買価格に関しては +5から+10円上げ予想。
 
 
 

                               

関連記事

新着記事

ランキング