2025/12/27 05:46
文字サイズ
2025年のLME相場(現物)は直近5年でみた1トン2,200ドルのベースラインを大きく上回り、年平均で2,600ドルの水準で推移してきている。ウクライナ侵攻への制裁として英米が実施するロシア産アルミの主要取引所での取引禁止措置、そして事実上年間生産量の上限目安とされる中国の4500万トン基準でのキャップ制。供給制約を抱えたその基本構図に25年は、米の通商拡大法232条による鉄鋼・アルミ関税の発動なども加わり、国際商流に大きな歪みが生じたからだ。その流れを引きずったまま年明けを迎える。26年も高値警戒モードを解けそうにない。
この記事は会員限定です。お申込み確定後に続きをお読みいただけます。
新着記事
ニューヨーク銅相場が再度急伸、上海市場は史上最高値
2025/12/27
【年末企画 アルミ】 LME相場、水準を大きく切り上げる――国産ADC・スクラップともに過去最高値
2025/12/27
アルミニウムスクラップ貿易、2025年は堅調推移 政策・関税リスクで2026年の先行きに不透明感
2025/12/26
PRO
環境省 令7(補正予算)循環型社会形成推進事業費補助金」で補助事業者(執行団体)公募
2025/12/26
FREE
環境省26年度予算、金属資源循環促進に総額379億円
2025/12/26
FREE
2025年もバンカー燃料価格は下落傾向を維持
2025/12/26
26/3期14.3%増収59.2%営利増予想と半導体向け回復で収益急回復、27/3期回復期待
2025/12/26
レアメタル千夜一夜 第109夜 シベリアの風 ― 崩壊ソ連と新鉱脈を追って――氷の大地で見た“終わりと始まり”の境界線――
2025/12/26
2025年10月フェロチタン輸入統計分析 4カ月ぶり増加 累計は前年超え維持
2025/12/26
【年末企画 非鉄金属2025年重大ニュース】三菱・PPC統合、相場の最高値更新、中華系などの不祥事――揺れに揺れた1年
2025/12/26