フリーポート・マクモランは9日、8日午後10時頃(現地時間)、インドネシア中部パプア州グラスバーグ・ブロック・ケーブ地下鉱山の5つの生産ブロックのうちの1つで、生産取出地点から湿った物質が大量に流出したと発表した。この事故で地下に閉じ込められた7人の作業員の避難を優先するため、銅の採掘作業は一時的に停止されているという。
フリーポートとインドネシア政府が共同所有するグラスバーグ鉱山は、チリのエスコンディダに次ぐ世界第2位の銅鉱山。
LME銅相場は高値圏で推移しており、8日現在、9,810.5ドル(現物)の水準にある。供給不安に繋がる事態なのか、銅鉱山の採掘作業の再開の行方が注目される。
(IRuniverse G・Mochizuki)