
大栄環境(兵庫県神戸市、金子文雄社長)は7日、オリックス資源循環やDOWAエコシステムとともに、東埼玉資源環境組合と「一般廃棄物の処理に関する基本協定」を締結したと発表した。
大栄環境は、他の2社と連携することで、自治体の廃棄物処理施設が処理困難状態に陥った際に、各社が保有する処理施設を活用した広域かつ安定的な民間処理委託スキームを提供するネットワーク体制を構築する方針だ。今後は協定に基づき、受け入れ体制などの具体的な協議を進めていくという。
東埼玉資源環境組合は、埼玉県の5市1町(越谷市、草加市、八潮市、三郷市、吉川市、松伏町)から排出される廃棄物を共同処理する一部事務組合であり、同協定は、同組合が所有する廃棄物処理施設において、施設の更新や故障、災害などにより廃棄物処理が困難となった場合に、円滑に民間処理委託するための枠組みを定めたもの。
(IRuniverse K.Kuribara)