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大同特殊鋼:26/3期2Q決算説明会を開催

2025/10/30 20:39
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大同特殊鋼:26/3期2Q決算説明会を開催

 10月30日15時、大同特殊鋼は同日11時40分に発表した26/3期2Qの決算の説明会をウエブにて開催した。説明に使われた資料はこちら。説明は清水社長が行った(写真左から2番目)。

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 ⇒「大同特殊鋼:26/3期2Q決算を発表し、通期見通しを開示

<25年度2Q実績>
〇概要
 今2Qは増収増益となった。ただ、調整後営業利益(同社では特別損益に該当する項目を除いた実力ベースの営業利益としている)は売上数量減(数量ベースで1.5万トンほど減少)により減益となった。
 1Q時点予想対比で自由鍛造品、あと一部磁石、需要増加ならびに為替要因(期初140円/ドル程度で想定したが、実際は円安で推移)もあり、予想に比べ増収増益となった。
 また、生産アロケーションの変更に伴う一時費用(23億円)はこの中に入っている。

図表1、26/3上期実績と通期見通し(億円、千円/トン、ドル/バレル、ドル/ポンド、ドル/キログラム)

出所:会社発表資料よりIRU作成

 セグメント別の分析したのが資料の3ページ。詳細は後ほど説明するが、前期比較でプラスになったのは、エンジニアリング部門だが、これは今まで受注している工事の進捗がはかどったということで、その分少しプラスに上振れした。

〇原材料価格(資料の4ページ)
 スクラップ価格が若干下がった。継続的に下がっている状況。

〇調整後営業利益の増減(同5ページ)
 実力ベースの調整後営業利益の増減を分析したのが、資料の5ページ。207億円が185億円と▲22億円となったが、数量委変化が▲9億円。この部分と内容差▲9億円(数量に関わる)を足すとこの差が説明できる。
 価格変化と原燃料市況の差が、スプレッドになるが、(説明資料の)右側にある固定費にある賃上げ、労務費の上昇分を価格に反映した結果、このスプレッドが生まれた。
 今回、若干の減益での着地となった。

〇予想との比較
 期初は関税影響が読みづらかったため、コンサバでみていたため、大きな差となった。大きな要因は3つ。価格変化(為替で10億円)、内容差(自由鍛造品で舶用バルブの需要が強く予想以上、エンジニアリングとか、半導体装置のクリーンスターが若干多かった)、固定費の圧縮(利益が非常に厳しかったので圧縮を進めた)。

<セグメント別> 説明資料の7-9ページ参照。
●特殊鋼鋼材:数量減が響いた。予想に対してプラスになったのは為替の円安と価格要因。
●機能材料・磁性材料:営業利益で前期比プラスだが、調整後ではマイナスとややこしいが、これは前期に一過性要因が調整後に計上していたため。ただ、全体的にみれば、厳しかった印象。耐予想では、ほぼイーブン。ポイントは磁石。中国の希土類輸出規制の強化に伴い同社の重希土類(Dy、Tb)フリー磁石の引き合いが非常に強かった。一部需要にもつながった。一方、産業機械向けは足踏みしており、数量を見るとマイナスとなった。
●自動車部品・産業機械部品概況:調整後営業利益の若干のマイナスは、資料のポイントに書いている通り。航空機はボーイングのストの影響が上期に出た。ただ、予想対比でプラスになったのは、舶用バルブの需要が想定を上回った。

※資産・キャッシュフローは資料の10-11参照

<25年度見通し>
〇25年度下期 外部環境前提と基本方針(同13ページ)
 鋼材売上数量は、上期50.4万トン→下期50.3万トン。為替は145円/ドル(足もとは円安で推移)。戦力投資は大きく変えないが、数量が減っていることもあり、維持更新投資、様子を見ながら進めていく。
 市況に関しては資料の14ページの通り。

 業績予想は、前述の図表1のとおり。セグメントについては資料の16ページ。調整後営業利益の増減要因は資料の17ページを参照。セグメント別予想は資料の18ページを参照。

<配当について>
 中間配当は22円/株:直近の予想から6円/株増配。年間配当49円/株:前期より2円増配(図表1参照)。


(IRuniverse 井上 康)

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