11月10日15時、神戸製鋼所は同日13時に発表した26/3期3Q決算を受けて決算説明会を開催した。説明に使われた資料はこちら。
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〇決算ハイライト(資料4ページ)
事業環境についは、自動車、それから建築、土木をはじめとする主要な分野の活動水準はおおむね前年同期並みで推移した。
それから、業績は、経常損益は前年同期比減益の576億円となったが、政策保有株式の売却を特別利益に計上したことなどから、上期の損益は前年同期比増益の628億円となった。
25年度の見通しについて、下期の需要環境は、自動車は、米国の関税影響による自動車生産の減少リスクは前回対比で縮小すると考えており、前回公表と比べ改善を見込む。一方、建築土木関連には、需要は低調に推移すると想定している。なお、為替の前提は、1ドルは145円、それから、1ユーロは170円と、前回から変更していない。
業績は、まず上期は前回見通しから76億円の増益となった。年度については、上期の増益に加えて、米国関税リスクが20億円減少する一方で、在庫評価影響の悪化を見込んでいる。
その結果、経常損益は1,100億円、当期利益は1,000億円、ROICは5%程度と、いずれも前回並みの見通しとした。フリーキャッシュフローは、運転資本の改善、それから投資の時期ずれなどあり、1,000億円に上方修正した。
D/Eレシオについても、前回比改善の0.6倍程度を見込む。
株主還元については、前回公表の通り、中間配当は40円。また、年間配当も80円とする方針に変更はない。
〇2Q実績(同5ページ)
売上高は、鉄鋼主原料、それから発電用の石炭の価格の低下などあり、前年同期比減収の1兆1.814億円となった。
経常損益、資料6ページで説明する。当期理経は、経常損益が減益となったものの、政策保有株式の売却などで特別利益を計上して、前年同期比62億円増益の628億円となった。
〇経常損益 前年同期比(同6ページ)
数量面は、前年度の好調な受注を背景として機械の売上増加による改善があったが、鉄鋼、素形材での需要低迷、建設機械での販売地域構成の悪化などから前回比で悪化とした。それから、価格面だが、鉄鋼、メタルスプレッドは改善した。その隣の鉄鋼以外、素材系事業を中心に価格転嫁が進展している。コスト面では、労務費、保全費などの固定費を中心に増加。電力のところは、燃料費調整の時期ずれによる一過性の増加傾向が前年同期から比べますと縮小した。鉄鋼原料価格の下落に伴い、在庫評価影響が大きく悪化。これらによって、25年度2Qの経常損益は前年同期比132億円減益の576億円となった。
〇各セグメント状況(同7ページ)
鉄鋼で102億円の減益、在庫評価益を除く数字はその下に小さい字で記載している。機械で63億円の増益、電力で57億円の減益となった。
各セグメント業績の変動の詳細については、資料の18ページ以降のセグメント情報を参照。
<25年度業績見通し>(同8-10ページ)
自動車は、米国向けの完成車輸出の減少リスクの縮小を想定したので、前回比プラス。それから、(他の需要も)ずっと前回並みと設定している。建築土木は、人手不足に伴う中小型案件での工事の着工遅れなどが継続して起きており、前回比で減少を見込む。
資料9ページ、機械系は、おおむね前回並みを見込む。建設機械、ショベルは、日本が、レンタル向けの需要の低迷の長期化などによって前回比減少を見込む。それ以外は、中国、欧州、東南アジアで減少を見込んでいる。北米については前回並み。
次のページで業績のご説明をしたい。今説明した事業環境想定に基づき、25年度の業績の見通し。
まず、売上高につきましては、鉄鋼での鋼材市況下落に伴う販売単価の低下がある。前回比減収となり、2兆4,650億円程度の見通し。それから、経常損益には前回並みと想定しているが、米国関税リスクの見立て含めて、次の10ページ以降で説明。当期損益は、前回並みの1,000億円程度の見通し。
売上高は、鉄鋼での鋼材市況下落に伴う販売単価の低下から、前回比減収となり、2兆4,650億円程度の見通し。経常損益は前回並みと想定しているが、米国関税リスクの見立て含めて、11ページ以降で説明する。当期理経は、前回並みの1,000億円程度。
〇関税リスクについて(同11ページ)
右の欄外に全回どう見ていたかを記載している。関税影響50億円の影響から30億円の影響に縮小した。うち10億円は上期。下期のリスクは、建設機械での追加関税の対象台数が想定より減少すること。間接輸出で、米国向け完成車油輸出の減少リスクをマイナス10%ということで、前回マイナス20%から縮小させた。これらによって米国関税リスクというのは▲50から▲30と修正した。
〇経常利益前回比(同12ページ)
数量、鉄鋼の米国関税リスクの減少がある一方で、素形材での個別車種の販売低迷による自動車向けの販売数量の減少などを見込んでいる。価格面では、鉄鋼のメタルスプレッドが前回比で悪化する見込み。繰り返しになるが、数量・価格には、先ほど説明した米国関税リスクの縮小20億円が入っている。
その他は、在庫評価影響として、原料価格の下落に伴う悪化を85億円ということで今回見込んだ。
また、その他として、前回の公表との比較で、今回上期が実績になり、上期での減益リスクを見込んでいたが、これを取り崩した。記載は無いが、30億円。それから、それも踏まえて下期のコストの改善、あるいはリスクの設定を変えて、前回比で改善45億円。
これらを合わせて25年度の経常損益は1,100億円ということで、前回並みを見通し。
〇セグメントの状況(同13ページ)
鉄鋼45億円の減益、アルミ板25億円の減益、素形材で20億円の減益ということで、素材系事業を中心に前回比悪化。
それから、上期の現リスクの取り崩し、下期でのコストの改善は、1番下のその他に掲載。こちらも、セグメントごとの詳細については18ページ以降を参照。
※上から下にかけての増減は資料の14ページを参照。15ページはセグメントごとに記載しているので、こちらも参照。16-17ページの財務とキャッシュフローも参照。
<株主還元>(同17ページ)
冒頭説明した通り。
(IRuniverse 井上 康 )