2025/11/27 12:56
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再生可能エネルギーの導入が世界規模で急速に進む中、その「不安定さ」を補うための蓄電技術が求められている。シャープ(大阪府堺市、沖津雅浩社長)はこの課題に対し、「フロー型亜鉛空気電池」という新しい蓄電技術で挑戦し続けている。フロー型亜鉛空気電池はカナダのベンチャー企業であるAbound Energy社など複数の企業が研究開発を行っているが、どの企業も本格的な社会実装に至っていないのが現状だ。そのような状況の中で、シャープは2022年から環境省事業としてプロジェクトを開始。着実な成果を残してきた。同プロジェクトの責任者である研究開発本部グリーンイノベーション&デバイス研究所第二研究室の吉田章人室長に技術の特徴や社会実装への課題、そしてカーボンニュートラル社会に向けた展望を聞いた。
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