11月に入って急伸したリチウム市況は小幅な調整場面を挟み、なお上値を試す展開が続いている。主要指標の炭酸リチウム（99.5％、China）で、1日現在1トン9万2,000元の水準にあり、直近安値の上旬比で1万2,000元値を上げたことになる。ただ、主要産地での一時操業停止をきっかけに、上げ相場となった8月の場面で押し戻された１トン9万元ラインを抜いて、上げ幅は小幅になりつつある。さらに水準を切り上げることになるのか、目先、9万5,000元ラインが一つの節目として浮上してきた。
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