株式会社レゾナック・ホールディングスの連結子会社である株式会社レゾナック(REC)は、12月2日、同社連結対象孫会社(REC 子会社)が行う黒鉛電極事業に関して、事業環境悪化の状況を踏まえて、人員削減を含む一連の合理化策を推進しているが、今般、当該事業のドイツ国内拠点(独拠点)(REC 孫会社)の人員削減を決定、一連の合理化策も含めて発表した。
1.独拠点において人員削減を決定した理由
黒鉛電極事業に関しては、需要動向が低迷する中、競合他社による低価格販売攻勢等により事業環境が厳しく、グローバルな拠点閉鎖を含む一連の合理化策を推進してきた。今般、欧州の独拠点においても固定費削減の為の人員削減を決定した。
2.独拠点に関しての決定の概要
(1) 対 象 会 社 Resonac Graphite Germany GmbH(REC 孫会社)
(2) 事 業 内 容 黒鉛電極の製造・販売
(3) 対 象 人 員 41 名(2025 年 9 月 30 日現在の従業員数 65 名)
(4) W C と 合 意 日 * 2025 年 11 月 10 日
(5) 退 職 日 26 年度以降順次
*Work Council (WC)と Resonac Graphite Germany GmbH が合意書にサインした日
3.一連の合理化施策の再整理
①現時点までに決定済の合理化施策と期待される固定費削減効果
下記施策の実行により、黒鉛電極事業としては 2024 年度対比で総額 117 億円程度(年間)の固定費削減を見込む。部門の人員数に関しては、2024 年度末対比で全体の約 40%(約 700 名)の削減を決定。

②今後の予定
一連の合理化施策に関しては今般の決議で一段落となります。今後は施策完了及び効果顕現を急ぎつつ、市況の状況等を踏まえ、適宜迅速な対応を行っていく。
4.決算に与える影響
2025 年度の業績予想には施策実行に際し発生する費用及び効果について、一定の前提の元に織り込んでおり、今般の決議による業績見通しの変更はない。2026 年度の業績見通しに関しては未作成であり、発生する費用及び固定費等の費用削減効果については織り込んだ上でのガイダンス作成を行う方針。
(IR universe rr)