2026年4月にCRJ市原事業所で商業運転開始へ、年間2万トンの使用済みプラスチックを処理
出光興産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:酒井則明)の子会社であるケミカルリサイクル・ジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:岡村仁彦、以下「CRJ」)は、1月19日、同社千葉事業所(所在地:千葉県市原市)の隣接地に建設を進めてきた「市原事業所」が完成したと発表した。また、同事業所内に、使用済みプラスチックを再資源化する油化ケミカルリサイクル※1設備や前処理設備などが完工。同事業所の使用済みプラスチック処理能力は年間2万トンで、2026年4月の商業運転開始を予定している。
「使用済みプラスチック」とは、家庭や企業などから排出される廃プラスチックのことで、同社はこれを貴重な資源と捉え、再資源化を目指してきた。
同社のケミカルリサイクル事業では、触媒を用いた接触分解システム※2による独自の油化技術を採用。この技術を活用した油化ケミカルリサイクル設備において、回収した使用済みプラスチックから軽質原油に相当するCR油※3を生産する。生産した CR 油は、同社グループ製油所・事業所の石油精製装置および石油化学装置において原料として使用し、マスバランス方式※4を適用した「ケミカルリサイクル化学品」などへ再資源化する。
今後は各設備の試運転を行い、商業運転開始に向けた準備を進める。

本事業のイメージ図
※1 油化ケミカルリサイクル:使用済みプラスチックを油化して生産した CR 油を原料に「ケミカルリサイクル化学品」等を製造する再資源化の手法。
※2 触媒を用いた接触分解システム:触媒を用いてプラスチックを分解する化学反応プロセスのこと。
※3 CR 油:ケミカルリサイクル油。使用済みプラスチックを油化して生産した軽質原油相当の油。
※4 マスバランス方式:原材料から製品への加工・流通工程において、ある特性を持った原料(例:使用済みプラスチック由来の原料)がそうでない原料(例:石油由来の原料)と混合される場合に、その特性を持った原料の投入量に応じて、製品の一部に対してその特性の割り当てを行う手法。
(IR universe rr)