英豪資源のリオ・ティントは1月30日、自社ホームページ上で、「中国国有の中国アルミ業(チャイナルコ)と共同で、ブラジルアルミ大手のコンパニア・ブラジレイラ・デ・アルミニオ(Companhia Brasileira de Alumínio、CBA)の発行済み株式の68.596%を買収する」と発表した。買収総額は約9億260万ドル(約1400億円)。

リオが33%、中国アルミ業が67%の権益を保有する合弁会社を通じ、ブラジル大手財閥のヴォトランチン・グループ(Grupo Votorantim )からCBA株を買収する。買収価格は1株当たり10.50ブラジルレアルで、サンパウロ株式市場でのCBA株の取引直前20営業日の加重平均価格である8.67レアルに対し、21%高い水準となる。買収後、ブラジルの証券規則に則り、両社は残りのCBA株について強制的公開買い付けを実施する。買い付け成功後、CBAはサンパウロ株式市場での上場を廃止する可能性がある。
CBAは1955年創立のブラジルの老舗アルミ企業。ボーキサイト採掘、精錬、製錬を含む低炭素の統合アルミニウム生産チェーンを手掛ける。
リオは発表資料中で、今回の買収について「低炭素・再生可能エネルギーのアルミニウムの存在範囲を拡大するとともに、大西洋地域におけるボーキサイトおよびアルミナのサプライチェーンを拡大する機会にもなる」と述べた。中国アルミ業はリオの発行済み株式の10%弱を保有する筆頭株主で、両社は長年の協力関係にある。
(IR Universe Kure)