Iruniverseが主催する「第13回 Battery Summit in TOKYO」 が17日、2日間の日程でベルサール御成門タワーで幕を開けた。2017年から継続開催しており、今回はバッテリーメタルだけでなく、国際情勢が緊迫する中、改めて経済安保の視点から各国の資源政策とクリティカルマテリアル市場の動向にスポットを当て、その現在地と近未来図を探る。一級の専門家、プレーヤーによる分析・解説が予定されており、経済安保に精通した政府関係者も登壇する予定。1日目はおよそ200人が来場し、春寒の中、会場の熱気は高まっていた。
17日はIruniverse代表の棚町裕次による「今回は2日間あるので、ごゆっくりお付き合いください」との開会のあいさつのあと、レアメタル王とも称されるUMCの中村繁夫CEOが来賓を代表して挨拶に立った。同氏はレアメタルを「1970年代は、日本では見向きもされなかった。銀行関係者には『本当に価値はあるのか?』と問われた」と過去を振り返りながら、「現在はAI需要向けの素材として無視できないし、今後、資源争奪は続くだろう。(そんな社会情勢下で)人間関係や信頼感が大事。技術力、文化などの総合力がある中で、最もそれを重要視していくことが大事」と中村節で、会場に集まった聴衆に語り掛けた。
棚町
中村CEO
会場では、3、4階に分かれて、それぞれ「Battery Application 1」(MC: Louissa Liau S&P Global, Price Reporter、長山勝博NEDO先導研究プログラム外部有識者委員会委員技術顧問)と「Resource & Policy x Critical Material」(MC: 原田幸明サステイナビリティ技術設計機構代表理事/(国研)物質・材料研究機構 名誉研究員)をテーマに講演が同時進行。
質疑応答を挟んで、それぞれ専門家、リサーチャー、実務に携わるビジネスパーソンによる講演が夕方まで計14講演が行われ、第1部は幕を閉じた。
3‐4階で行われ盛り上がりを見せた各公演
会場を移して引き続き開催された懇親会では、青山控股集団(Tsingshan HoldingGroup)傘下のTier1中国電池メーカーであるREPT BATTERO Energy Co., Ltd.(REPT)と阪和興業の担当者がともに挨拶に立ち、REPT社の定置型蓄電池をアピールした。阪和は9日、REPT製品の日本市場の販売代理店になったことを発表している。

左:阪和興業の担当、右:REPTの担当
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会場を移して引き続き開催された懇親会では、西村康稔元経済産業相が来賓としてあいさつ。「電池を制する者は電力・エネルギー・そして世界を制す」と述べ、最後に「バッテリー」との掛け声のもと乾杯の音頭を取った。

西村元経産相
(IRuniverse G・Mochizuki)