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中部鉄源協4月入札、新断FAS 5万9,700円に急騰 輸出・高炉の強い引き合いと円安が背景

2026/04/13 13:27
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中部鉄源協4月入札、新断FAS 5万9,700円に急騰 輸出・高炉の強い引き合いと円安が背景

中京地区の鉄スクラップディーラーで構成される中部鉄源協議会(会長=小澤広多・不二商事専務)は13日、4月契約分の共同在庫入札を実施した。落札価格は指標となる「新断」でトン当たり5万9,700円(FAS=船側渡し条件)となり、前回入札比で5,500円高の大幅な上昇を記録した。落札数量は3,000トン。市場の事前予想通りの大幅な引き上げ決着となった。

(中部鉄源テンダーとベトナムの輸入スクラップ(HMS/CFR)価格の推移)

今回の大幅高の背景には、海外向け輸出価格の堅調な推移と、国内高炉メーカーによる旺盛な需要、ならびに強気な買値設定がある。とくにアジア向け輸出市場においては、主力のベトナム向けHMS(ヘビー・メルティング・スクラップ)がCFR(運賃込み条件)でトン当たり390ドル水準まで上昇しており、国際的な鉄スクラップ需給の引き締まりが鮮明となっている。

加えて、外国為替市場において1ドル=158~159円台という円安水準が依然として継続していることも、日本の輸出競争力を押し上げ、国内市況への強い上昇圧力として働いている。

(為替円ドルTTS相場の推移)

海外での底堅い需要と円安による輸出採算の向上、さらに国内高炉の強い引き合いという内外の好条件が重なっていることから、市場関係者の間では「現在の鉄スクラップ価格の高値圏での推移は当面の間続く」との見方が大勢を占めている。

これによって国内電炉メーカーも追随して新断スクラップなど上級品種スクラップの買値を引き上げることは必至。新断の市中実勢もトン6万円が「新常態」となることだろう。

(IRuniverse YT)

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