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水を一切使用しない乾式磁気分離技術でグリーン鋼向け鉄精鉱生産と重要鉱物回収 豪DryFlow Magnetics社

2026/04/20 13:44
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豪州南オーストラリア(SA)州アデレードに拠点を置くスタートアップ企業DryFlow Magnetics社は、自社独自の乾式磁気分離技術によるグリーン鋼向けの鉄精鉱の生産と重要鉱物回収の実現を目指している。従来の水とエネルギーを大量に消費する湿式処理法とは一線を画すこのドライフロー技術はすでに特許も取得しており、同社曰く、世界の鉱業業界に革命をもたらす可能性があるという。

 

同社のWebサイトによると、水を一切使用しないため、水資源に制限のある乾燥地域や僻地などでも利用できる同技術は、当初SA州における低品位磁鉄鉱の濃縮を目的として開発されたもの。その後、独立した検証により、この技術が低品位磁鉄鉱をベンチマーク級およびプレミアム級の鉄精鉱へと選鉱できることも確認されており、グリーン鉄鋼のサプライチェーンに最適であると述べられている。具体的には、ディスカバリー・アラート紙(4月15日)によれば、鉄分含有量が30パーセント未満の低品位鉱石を処理しつつ、鉄分67パーセントを超える濃縮物規格を達成する能力を備えているとのこと。

 

昨年末に複数の投資企業の支援を受け1,000万豪ドルのシード資金調達ラウンドを成功裡に完了させた同社は、現在さらなる投資の呼び込みを計画中。ますます注目を集めている同社独自のドライフロー技術は、最近複数の豪州資源系メディアで紹介されている。

 

同社CEOのBrett Boynton氏は、オーストラリアン・マイニング紙(4月15日)にて、グリーン鉄鋼産業には高純度の鉄鉱石精鉱が必要ながら現在豪州ではそれは生産されていない点を指摘。「ブラジル、カナダ、欧州の競合他社はすべて、高純度の鉄鉱石精鉱を生産するために湿式処理技術を使用しています。豪州ではそれは選択肢になり得ませんが、ドライフローの技術は業界の未来を変えるものです」と自信を覗かせる。

 

また、同技術は磁鉄鉱以外にも適用可とのことで、ヘマタイト、銅、ニッケル、コバルト、レアアース、そしてその他の重要鉱物を含む、多様な鉱石ストリームにおいてその有効性が実証されているという。

 

同社は現在、SA州の稼働中の鉱山サイトに初の商業用パイロットプラントを設置する計画に向けて動いており、Peak Iron Mines社との提携の下、Peak社のBuzzard鉱山とHawks Nest鉄鉱石プロジェクトにおいて実施されるという。ここで豪州初の高純度鉄鉱石濃縮物の生産試験、且つ、豪州産鉱石を用いた同技術の初の商業規模での実証を行うことになる。

 

DryFlow Magnetics社Webサイト:https://dryflowmag.com/

 

 

(IRUNIVERSE A.C.)

 

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