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【貿易統計/日本】 2026年2月の鉛くず輸出入推移一覧表
為替相場推移 TTS 3か月
(詳細分析)
■数量的には
2026年2月単月は736トン と、前月626トンから増加し、
m/m 118%。
前年同月(704トン)比でも、
y/y 105% と小幅増加。
1-2月累計は1,362トン、y/y 58% と、前年同期比ではなお大幅減少。
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■主要仕向け地別
●インド向け
326トン と主力を維持するも前月515トンから減少、
m/m 63%、y/y 202%。
1-2月累計841トン、y/y 146%。
→ 主力市場の地位は維持するが、単月シェアはやや低下。
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●マレーシア向け
134トン と前月9トンから急増、
m/m 1,489%、y/y 140%。
1-2月累計143トン、y/y 46%。
→ 一時的ながら出荷回復がみられ、補完市場として再浮上。
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●カンボジア向け
ゼロトン(前月ゼロ)。
1-2月累計ゼロトン。
→ スポット需要消失状態が継続。
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●パキスタン向け
ゼロトン(前月ゼロ)。
1-2月累計ゼロトン。
→ 出荷停止状態が続く。
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●ラオス向け
引き続き 実績なし。
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●その他
276トン と前月102トンから増加、
m/m 271%、y/y 81%。
1-2月累計378トン、y/y 28%。
→ 不特定向けの補完出荷が増勢。
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■総括
2月は前月比で持ち直し、700トン台へ回復した。
→ 1月までのインド一極集中型から、マレーシア・その他向けが増加し、やや分散化。
ただし累計では前年同期比58%にとどまり、全体水準はなお低い。
従って現状は、
「インド主軸は維持しつつ、周辺市場回復を伴う低位持ち直し局面」
と整理できる。
(表―1、グラフ―1)。


■数量構成比では、前月→当月で、
• インド:82% → 44% と大きく低下。主力市場の座は維持するものの、集中度は大幅に緩和。
• マレーシア:1% → 18% と急上昇。補完市場として存在感回復。
• カンボジア:0% → 0%(実績なし)。
• パキスタン:0% → 0%。
• ラオス:0% → 0%。
• 「その他」:16% → 38% と大幅上昇。多方面向け出荷が増加。
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■補足的整理
2月はインド向けが数量首位を維持したものの、構成比は44%まで低下し、前月までの一極集中状態は大きく後退。
一方で、マレーシア向けが18%へ回復し、「その他」向けも38%まで拡大。
→ 輸出先の分散化が進み、1月までの“インド依存型”から、複数市場併存型へ一時的に変化した。
ただし、カンボジア・パキスタン・ラオス向けは引き続き実績がなく、安定した新規市場形成には至っていない。
→ 基本構造としてはなお、
「インド主軸+周辺市場の変動的補完」構造
が継続している。
(グラフ―2)。

■金額的には、
2026年2月単月は 184百万円、
前月(179百万円)比 103% と小幅増加。
一方、前年同月比では 100% と前年並み水準。
1-2月累計は364百万円、前年同期比56% と、前年をなお大きく下回っている。
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■内訳
• インド向け:94百万円(前月比63%、前年同月比220%)
→ 前月から減少したものの、前年同月比では大幅増。引き続き最大仕向け地。
• マレーシア向け:21百万円(前月比1096%、前年同月比117%)
→ 前月の極端な低水準から急回復。補完市場として持ち直し。
• その他:69百万円(前月比250%、前年同月比69%)
→ 前月から大幅増加し、全体押し上げに寄与。
• カンボジア・パキスタン・ラオス向け:実績なし
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■累計内訳(1-2月)
• インド向け:244百万円(前年同期比153%)
• マレーシア向け:23百万円(同33%)
• その他:97百万円(同24%)
• 総計:364百万円(同56%)
→ インド向けのみ前年超えで、他市場の低迷が累計全体を押し下げている。
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■総括
2月は前月比で小幅増となり、前年同月比でも前年並みまで回復。
インド向けは減少したものの、マレーシア向けとその他向けの回復が全体を下支えした。
ただし、1-2月累計では前年同期比56% にとどまり、年初全体としてはなお低調。
→ 金額面でも「インド主軸+周辺市場回復途上」の構図が続いている。
(表―2、グラフ―3)。


■FOB推移は、
全体平均で 287円 → 250円 と大幅低下。
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■主要仕向け地別
• インド向け:291円 → 287円 と小幅続落。
• マレーシア向け:216円 → 159円 と大幅続落。
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■外部環境
為替は引き続き円安基調とみられるなか、円建て単価は一段の調整局面。
一方、
• LME鉛:1,998ドル → 1,916ドル と反落。
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■総括
2月は前月比で全体FOBが大きく低下し、主要仕向け地でも軟調推移。
とくにマレーシア向けの下落幅が大きく、全体平均を押し下げた。
一方でLME鉛も反落しており、国際価格安と円建て輸出単価安が同時進行する形となった。
これは、
• 年初高値局面からの反動調整
• 低価格契約案件の増加
• 仕向け先構成の変化(マレーシア・その他比率上昇)
などが背景とみられ、
→ 2月は輸出価格の調整色が鮮明となった月 と評価できる。
(グラフ―4)。

LME鉛相場推移(USD/T)6カ月
主要税関数量・FOB実績 ( )内は前月実績
主要国別税関別数量・FOB実績 ( )内は前月実績
■今後の展望
• インド依存は継続も、集中度はやや緩和
数量・金額ともインド向けが最大市場である構図は不変。ただし2月はマレーシア・その他向け比率が上昇し、一極集中はやや後退。
• 数量は低位安定~分散変動型へ
総数量はなお低水準だが、複数仕向け地への分散で単月変動はこれまで以上に大きくなる可能性。
• 価格は調整局面入り
全体FOBは250円まで低下しており、年初高値局面から調整入り。当面は250~280円前後を中心としたレンジ推移が想定される。
• 外部環境はやや弱含み
LME鉛が反落しており、国際価格面の追い風は一服。円安が続けば下支え要因となるが、外部環境単独での上昇力は限定的。
• 最大リスクは依然として需要集中
インド向け比率は低下したとはいえ依然最大市場。インドの調達減速・停止が起これば、市場全体が急縮小する構造に変化はない。
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→ 総じて
「インド主軸は維持しつつ分散化が進む低位市場、価格は調整後レンジ相場」
が当面の基本シナリオ。
(IRUNIVERSE S. Aoyama)