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東京製鐵:27/3期業績見通しについて考察してみた

2026/04/22 14:10
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東京製鐵:27/3期業績見通しについて考察してみた

 今週末の24日、東京製鐵は26/3期の決算発表を予定している。そこで併せて発表される27/3期の業績見通しが発表されるので、どんな予想が出てくるのかを推測してみた。

 

 まず、26/3期の業績については、IRUが推測する現状のスプレッドから判断すると、会社見通しに対し若干未達となるものの、おおむね想定内で着地するものと思われる。これを踏まえ、27/3期の業績見通しにつて考察してみた。

 

図表1、26/3期会社業績見通し(百万円、円/株)

出所:会社発表資料よりIRU作成

 

 今後の要因として想定されるのは、鉄スクラップ価格、鋼材価格、燃料価格・物流費の上昇などだが、鉄スクラップ価格が足下の状況で推移し、鋼材価格は現時点で打ち出した5月の値上げが浸透すること、原油価格上昇に伴い電力・物流コストがトン3,000円上昇すると想定すると、業績を左右する同社の鋼材スプレッド(IRU推測)は以下の通りとなる。

 

図表2、東京製鐵の鋼材スプレッドのIRU推測(26/3期4Qを100、%)

出所:同社公表資料よりIRU作成

 

 この結果27/3期の前半(上期)は、前上期対比若干減益となるものの、下期は増益期となり、年度を通しては増益になると推測できる。

 

 ただ、現在高水準の原油価格が、イラン情勢の沈静化により落ち着くと思われるものの、懸念点は現在上昇傾向にある鉄スクラップ価格が今後もう一段上昇する可能性があること。ちなみに、現時点ではトン4,600円の上昇以内であれば、なんとか増益が維持できると推測する。ただ、この推測には26年度の国内需要が25年度並みで推移することを前提にしている。

 

 このため、会社側は27/3期の鉄スクラップ価格の前提をどう想定してくるのか、また、国内需要をどう想定してくるのかといった点に注目したい。

 

<参考>

図表3、原油価格の推移(ドル/トン)

出所:NYMEX、ICE、DMEよりIRU作成

 

 

(IRuniverse 井上 康)

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