2026年4月のLMEニッケル相場&在庫の推移は以下表の通り。
基準となるLME銅相場の動きは大幅反発後、高値圏での乱高下。月初はイラン情勢の緊張緩和(停戦合意)を受けて急反発し、その後も停戦協議期待と難航懸念が交錯する中で、13,000ドル台を軸とした高値圏推移となった。
月間の値動きを見ると、
CASHの月間LOWは4月2日 12,147.0ドル、3Mは12,236.0ドル。
一方、HIGHは4月24日 CASH 13,230.0ドル、3M 13,295.0ドルと、いずれも月後半にかけて高値を更新した。
月間平均では、
CASH物が12,891ドル、3M物が12,970ドル(小数点以下四捨五入)と、前月の大幅下落から一転して明確な反発基調となった。
4月のLMEニッケル相場は、月初の軟調から一転し、中旬以降は急騰を伴う上昇局面へ移行。月後半には19,000ドル台へ水準を切り上げる展開となった。
月初は米国の軍事行動長期化懸念を背景に弱含みでスタートしたが、停戦合意を受けて反発。さらに中旬にかけては停戦協議再開期待や株高を背景に大幅続伸となった。
20日週には、在庫減少と買い戻しを背景に上昇が加速し、19,000ドル台を回復。月末にかけても高値圏での持ち合いとなり、30日には堅調な地合いを維持したまま引けた。
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■ 月間レンジ
月間HIGHは、
• CASH:4月30日 19,325.00ドル
• 3M:4月29日 19,500.00ドル
月間LOWは、
• CASH:4月7日 16,840.00ドル
• 3M:4月7日 17,050.00ドル
3Mは月後半に向けて一貫した上昇基調を示したのに対し、CASHは月末に高値を更新する形となった。
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■ 月間平均
月間平均は、
• CASH:18,006ドル
• 3M:18,193ドル(小数点以下四捨五入)
前月(CASH 17,093ドル、3M 17,290ドル)に対し、
それぞれ約900ドルの上昇と、明確な反発局面となった。
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■ 在庫動向
在庫は月初の約28.1万トンから、月末には約27.7万トンまで減少。
緩やかながら一貫した取り崩しが続き、需給引き締まり観測を強める要因となった。キャンセル比率は前月6%から5%にやや低下した。
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■ 総括
4月のニッケル相場は、
中東情勢を契機とした原料である硫黄供給不安に、在庫減少とショートカバーが重なり、価格水準が一段切り上がった局面
と整理される。
銅やアルミと比較しても、ニッケルはより投機的な値動きの強さが際立ち、月後半の急騰は需給以上にポジション要因の影響が大きいとみられる。今後は19,000ドル台での定着可否が焦点となる。
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為替円(USD TTS)
(2026年3月から4月のLMEニッケル相場&在庫の推移)
為替相場の推移
(IRUNIVERSE S. Aoyama)