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高炉3社:25年度業績および26年度の見通しについて

2026/05/04 07:20
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高炉3社:25年度業績および26年度の見通しについて

高炉3社の25年度実績見通しと26年度業績見通しについて現時点での見方を考察してみた。

 

<高炉3社の25年度実績と26年度業績見通しについて>

 高炉3社の25年度業績と、26年度業績見通しについては、以下のとおり。

 

図表1、高炉3社の25年度業績見通し(百万円、円/株)

出所:各社発表資料よりIRU作成

 

〇日本製鉄

 25年度の業績については、室蘭の設備トラブルを織り込み3Q時点で下方修正した会社計画並みで着地するものと思われる。

 続く26年度は中東情勢の影響懸念(原油高に伴うエネルギーコスト、物流コスト上昇懸念など)が残るものの、米国の輸入規制に加え、合理化効果が見込めるUSスチールの業績回復が期待できる。また、粗鋼生産拡大によるインドのAM/NS Indiaの業績貢献、室蘭の設備トラブルの影響が無くなることなどプラス要因が豊富。また、25年度は高炉の中で唯一赤字となった当期利益だが、26年度は、AM/NS Calverの持分譲渡損失(▲2,311億円)やウジミナス持分譲渡(▲168億円)を中心に▲2,700億円の減益要因が無くなるため、急反発することになる。

 

〇JFE HD

 25年度の業績については、日本製鉄同様会社予想並みの着地になると思われる。

 続く26度については、中東情勢の影響懸念があるものの、インドのJSW、BPSL(JSWとのJV)の収益貢献が期待できる。なお、インドの2社は27年度、28年度と収益寄与拡大が期待できる点は注目したい。ただ、唯一の懸念材料は、インドで増強する電磁鋼板だ。この競争激化の懸念は残る。

 

〇神戸製鋼所

 25年度の業績見ついては堅調な機械・エンジニアリング事業の動向によっては会社見通しを上振れする可能性がある。

 続く26度は、日本製鉄やJFEのように海外勢の期待が出来ないものの、電力事業の点検における遅延要因(▲50億円)が無くなることや、順調な機械・エンジニアリング事業が業績を牽引することになると思われる。ただ、鉄鋼事業に関しては、中東情勢によるコストアップ懸念に加え、紐付き価格の状況が同社の収益に影響してくる。JFEも同様の懸念があるが、JFE[は海外勢の収益拡大で吸収できるが、同社にはそれが期待できない。

 

<高炉各社の結佐に予定日>

 5月8日 JFE HD

 5月11日 神戸製鋼所

 5月13日 日本製鉄

 

<参考>

図表2、高炉3社の株価推移(%:2025年末=100)

出所:YahooファイナンスよりIRU作成

 

 

(IRuniverse 井上 康)

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