5月19日13時半、経済産業省は26年3月分の生産動態統計を発表。窯業・土石(建材)製品月表による人造黒鉛電極(以下電極)の生産量等は以下の通り。
3月の生産量は前年同月比1.7%増の4,021トンと、3ヵ月ぶりに増加。前月比22.6%増(3ヵ月ぶり)。
図表1、人造黒鉛電極生産量の推移(千トン、%)
出所:生産動態統計よりIRU作成
販売数量について生産動態統計の販売は、国内と輸出の合計が掲載されていため、先月末に財務省から発表された26年3月の貿易統計から電極の輸出を差し引いた分を国内向けとして扱う。26年3月の電極国内販売数量は前年同月比18.5%増の3,834トンと4ヵ月ぶりに前年同月を上回った。前月比29.0%増(2ヵ月連続)。
図表2、人造黒鉛電極の国内販売数量推移(千トン、%)
出所:生産動態統計・貿易統計よりIRU作成
3月の国内向け電極平均販売価格は前年同月比3.4%下落し78.8万円/トンと、3ヵ月ぶりに軟化。前月比10.3%下落(2ヵ月ぶり)(図表3のブルー)。
なお、3月の輸出平均価格は51.9万円/トン。この結果、輸出と国内の価格差は26.9万円/トンと、その差は先月より4.7万円/トン縮小した。
図表3、人造黒鉛電極の国内平均販売価格と輸出平均価格との推移(千円/トン)
出所:生産動態統計・貿易統計よりIRU作成
2月末の電極在庫量は6,997トンと先月末より592トン減少(2ヵ月連続)し、在庫率は1.52%と先月より0.63ポイント改善(2ヵ月連続)した。なお、在庫率は月末在庫量を月の販売買数量(国内販売+輸出量)で除して算出。
図表4、人造黒鉛電極月末在庫及び在庫率の推移(千トン、%)
出所:生産動態統計よりIRU作成
また、在庫循環をみてみると26年3月時点では、在庫調整局面にある。
図表5、人造黒鉛電極の在庫循環図(前年比3ヵ月平均)
注意:販売数量は3ヵ月平均
注意:在庫は期末在庫
出所:生産動態統計よりIRU作成
<参考>
図表6、人造黒鉛電極統計(トン、%)
出所:生産動態統計・貿易統計よりIRU作成
(IRuniverse 井上 康)