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シリコマンガン輸入統計分析2026年2月 インド依存再強化、数量回復も価格は横ばい圏

2026/05/27 12:00
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【貿易統計/日本】 2026年3月のシリコマンガン輸入統計
鉄鋼生産概況月次:一般社団法人日本鉄鋼連盟 (jisf.or.jp)

為替相場推移 TTS 3か月

 

(詳細分析)
■数量では、3月単月は2万1,386トンと、2月(1万8,284トン)から増加(前月比117%)し、前年同月比でも112%と前年を上回った。インド向けが1万5,372トン(前月比159%)へ急増し、全体拡大を主導した。
一方、ベトナム向けは2,726トン(前月比49%)、マレーシア向けも2,784トン(同90%)へ減少し、東南アジア勢は一服。ガボン向け504トンが小口ながら再開した。
1-3月累計は5万8,993トン(前年同期比112%)と増加を維持。総じて、3月はインド依存度が一段と強まり、東南アジア補完型から「インド主導型」へ再集中した月と整理できる。
(表―1、グラフ―1)。



 

■数量構成比では、3月はインドが53%→72%へ急上昇し、数量も9,686→1万5,372トンへ拡大して一極集中が強まった。ベトナムは30%→13%、マレーシアも17%→13%へ低下し、東南アジア勢の比重は後退した。
一方、ガボンが2%(504トン)で再登場。総じて、2月の「インド+ベトナム」二極型から、3月は再びインド主導型へ回帰し、上位3か国依存の寡占構造が一段と鮮明となった。
(グラフ―2)。


 

■金額面では、3月単月は30億99百万円と前月比116%で増加し、前年同月比でも106%と前年超えを維持した。インドが22億11百万円(前月比157%)へ急増し、全体拡大を主導。対照的に、ベトナムは4億16百万円(同50%)、マレーシアも3億97百万円(同92%)へ低下した。
1-3月累計は85億63百万円(前年比101%)と前年並み。構成面では、インド依存が一段と強まり、ベトナム・マレーシア補完型の色彩が鮮明となった。3月は数量同様、インド主導への再集中が特徴的な月と整理できる。
(表―2、グラフ―3)。



 

■輸入CIF単価は、全体平均で2月146円/kgから3月145円/kgへ小幅低下し、横ばい圏となった。3月は円安傾向が円建て価格の下支え要因となった一方、最大供給国インドが146円→144円へ低下し、全体をやや押し下げた。

国別では、ベトナムが151円→153円、マレーシアも141円→143円へ上昇したが、構成比はベトナム30%→13%へ低下。逆にインド比率が53%→72%へ急上昇したため、加重平均では伸び悩んだ。円安下でも、調達先のインド偏重化が単価上昇を抑制した月と整理できる。
(グラフ―4)。



シリコマンガン65/17China(USD/t)1年

 


主要税関別数量・CIF(JPY/Kg)実績 (  )内は前月実績

 主要国別税関別数量・CIF(JPY/Kg)実績 (  )内は前月実績


■今後の展望では、日本鉄鋼連盟による粗鋼・特殊鋼生産の持ち直しはなお緩慢で、シリコマンガン需要も急回復局面には入りにくい。ただし、高炉・電炉の操業安定を背景に輸入数量は2万トン前後の底堅い推移が続く公算が大きい。
供給面では、3月はインド比率が72%へ再上昇し、再びインド主軸構造が鮮明化。ベトナム・マレーシアは補完的役割を維持するものの、調達多様化は限定的とみられる。価格は円安が下支え要因となる一方、インド低単価材比率の上昇が上値を抑えやすく、当面は調達ミックス主導のレンジ推移が基本シナリオとなろう。


(IRUNIVERSE S. Aoyama)

 

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