26日ブルーム報道では、国際アルミ相場が約4年ぶり高値に上昇した。26日のLMEアルミ価格は前日比0.6%高の1トン3,672.50ドルで引け、2022年3月以来の高値を更新した。背景には、中東紛争による供給不安に加え、中国で減産観測が浮上したことがある。現先バックワーデーションも70台で推移し、ひっ迫感を示現。NSPアルミは過去最高を更新中26日現在で725円を付けた。
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市場では、中国政府がエネルギー使用量や排出量に関する全国点検を進める中、アルミ製錬所に減産要請が出るとの見方が強まっている。調査会社Mysteel Globalによれば、広西チワン族自治区・百色市の製錬所ではすでに溶湯アルミの減産が始まったという。
中国のアルミ製錬所は、中東戦争に伴う世界的供給不足を背景に高操業を続けており、4月の日量生産は過去最高の12万9,000トンに達した。一方、中国当局は在庫積み上がりも踏まえ、過剰生産の抑制に動き始めた格好だ。
中東ではホルムズ海峡の実質閉鎖状態が続き、湾岸地域からの供給停滞が継続。日本はアルミ輸入の約3割を湾岸地域に依存していることから、対日プレミアム上昇や輸入塊調達難を通じて、国内のADC・スクラップ価格高騰圧力が一段と強まる可能性がある。
一方、LME銅は中東和平交渉への思惑も交錯し、0.3%安の1トン13,623.50ドルで取引を終えた。AI関連インフラ需要期待を背景に高値圏で推移している。
(IRUNIVERSE S. Aoyama)