LMEアルミ相場(2026年5月)
5月のLMEアルミ相場は続伸。中東情勢を巡る供給不安に加え、在庫減少や現物需給の引き締まりを背景に高値圏で推移した。月半ばには一時CASH3,768.0ドル、3M3,685.0ドルまで上昇し、2022年以来の高値圏を記録。その後は米・イラン協議進展期待から調整する場面もあったが、月末にかけて再び持ち直した。
月間平均はCASH3,670ドル、3M3,601ドルとなり、前月平均(CASH3,601ドル、3M3,546ドル)に対してそれぞれ69ドル高、55ドル高と続伸した。
オフィシャル月間HIGHは29日CASH3,769.5ドル、3M3,685.0ドル。LOWは7日CASH3,559.0ドル、3M3,510.0ドル。
在庫は月初36万4,725トンから月末33万8,000トンへ減少し、需給引き締まり感が継続。現先バックワーデーションも月末には100ドル超へ拡大し、現物逼迫を示唆した。並行してキャンセルワラント比は前月17%から22%に大幅上昇。
総じて5月は、中東リスクと在庫減少を背景に需給逼迫感が強まり、高値圏を一段切り上げた月となった。
LMEアルミ相場推移(USD/t)5年

NSP相場
NSP相場はLMEアルミ相場の続伸と円安進行を背景に上昇基調を維持した。月初は688円でスタートしたが、LMEアルミが3,600ドル台へ上昇し、需給逼迫感が強まる中で値を切り上げ、14日には725円まで上昇。その後はLMEアルミの調整や利益確定売りを受けて一時707円まで下落したものの、月後半は再び持ち直し、27日には733円、月末29日には734円と月間高値を更新した。
中東情勢を巡る供給不透明感に加え、LME在庫減少や現先バックワーデーション拡大が相場を支援。ドル円も160円前後の円安圏で推移し、国内価格の押し上げ要因となった。
月間HIGHは29日の734円、LOWは8日の683円。月間平均は711.18円となり、前月平均703.63円に対して7円55銭高の続伸となった。総じて5月は、LMEアルミ高と円安を背景に過去最高圏で推移した月となった。
NSP(JPY/Kg)とLMEアルミ相場推移($/トン)1カ月
(2026年4月~5月のLMEアルミ相場&在庫の推移)
NSP相場推移(JPY/KG)
(為替相場の推移)
(IRUNIVERSE S. Aoyama)