Loading...

LME、香港倉庫規則の緩和検討 アルミ建屋外保管も選択肢=ロイター

2026/07/02 07:18
文字サイズ

1日付のロイター記事によると、ロンドン金属取引所(LME)は、香港を国際的な金属物流拠点として育成するため、倉庫規則の緩和を検討している。関係者によれば、アルミ地金について建屋外の保管ヤードでの保管を認めるほか、港湾から離れた立地の倉庫も認可対象とする案が浮上している。

関連記事→
EXCLUSIVE: LME considers easing rules to boost Hong Kong as metals hub  | Reuters
香港にLME承認倉庫が開設 アルミや銅、ニッケルなど取り扱い、対中貿易に寄与

香港は2025年7月にLME認定倉庫の保管拠点となったものの、保管スペースの制約や高い保管コストなどから金属の流入は低迷している。LMEは3月の意見募集で「拠点ごとの判断」を前提にアルミの建屋外保管を提案しており、香港の用地不足への対応が狙いとみられる。

LMEは長年、中国本土での認定倉庫設置を目指しており、中国側もLME市場への関与拡大を進めている。香港で倉庫制度を柔軟化することは、中国本土との物流・金融面での結び付きを強化する布石との見方もある。

一方、香港はLME認定拠点の中で保管料が最も高く、倉庫の多くが多層構造で重量物の保管に適さないという課題を抱える。2026年5月時点の香港在庫は2万4,665トンと、シンガポール(48万3,381トン)や韓国(28万646トン)、台湾(26万5,345トン)を大きく下回っている。LMEは意見募集の結果を数週間以内に公表する予定としている。

(IRUNIVERSE S. Aoyama)

青山 雫

関連カテゴリ

関連記事

新着記事

ランキング