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香港にLME承認倉庫が開設 アルミや銅、ニッケルなど取り扱い、対中貿易に寄与

2025/08/27 14:20
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 ロンドン金属取引所(LME)が承認する金属倉庫の除幕式が8月19日、香港の西九龍地区の港湾で行われた。LME承認倉庫の設置は香港で初めて、中国国有物流会社の華潤物流とシンガポールの倉庫運営会社のGKEメタル・ロジスティクスが共同運営する。取扱商品はアルミニウム、合金、銅、ニッケル、鉛、スズ、亜鉛など。

 

 

プレスリリース:华润物流(集团)有限公司

 

 倉庫は既に7月から運営している。LMEは1月、香港の倉庫を承認すると発表していた。LMEは世界各国で計32の倉庫を認可・運営する。

 

プレスリリース:LME approves Hong Kong as warehouse location | London Metal Exchange

 

 香港は中国に隣接しているため、従来から対中貿易関連の金属運輸は多かった。同日の香港メディア香港電台(RHHK)によると、式典に参加した香港の陳茂波(ポール・チャン)財政官は「香港に配送ポイントを設置するのは(対中貿易の)納期とコストの両方を大幅に削減し、海外倉庫を利用するよりも物流効率が向上するだろう」と指摘した。同氏はまた、人民元決済の拡大の可能性にも言及したという。

 LMEは2024年から香港での倉庫設置に意欲を示していたが、家賃やスペース、中国の政治リスクなどを理由に反対意見も多かった。

 

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 なお、LMEの親会社は香港証券取引所(HKEX)。HKEXは2000年以降、中国との株式相互取引システムの導入など、金融面で中国市場との一体化を進めてきた経緯がある。

 

(IR Universe Kure)

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