SamsungとSKは、韓国内に4つの半導体工場を建設すると発表した。
発表は韓国政府であり、これが国家PJとして推進されることを意味する。
・投資金額は800兆ウォン(約83兆円)と発表。
巨額投資ではあるが、両社は26年単年で300兆ウォン程度の営業利益が見込まれているため、投資は十分に可能な金額と受け止められている。
メモリ価格高騰により、韓国2社の投資意欲は非常に強い。

- 旧世代メモリの品薄感継続
・DDR4やHBMの価格高騰が取り上げられているが、旧世代品であるDDR3も大きく値を上げている。DRAMの主要メーカがHBMとDDR5へ、NANYAやWinbondがDDR4へ生産をシフトしたことにより、DDR3を生産するメーカが少なくなってしまったためである。
DDR3は、産業機器やプリンタ等、まだまだ様々な電子機器で使用されている。
これらの電子機器をDDR4対応にするためには機器の設計を見直す必要があり、簡単ではない。よって、モデルチェンジまではDDR3を使い続けるしかないのが実情である。
価格への転嫁は避けられず、最替えサイクルの長期化による需要減となる可能性が高いです。下グラフは旧世代のメモリーのスポット価格の推移である。2025年中旬より急勾配で上昇していることがわかる。台湾の小規模なメモリーメーカーにとって、DDR4の価格高騰は絶好のビジネスチャンスとなる。Nanyaの製品ポートフォリオは以前としてDDR4に大きく依存している。同社はDDR5製品のラインナップも限定的である。このゆな状況下で、主力であるDDR4の価格がDDR5を上回ることは、短期的に莫大な利益を生む可能性を持つ。大手が見捨てつつある市場で、その「最後の果実」を確実に収穫し、次世代メモリ開発への投資原資を確保するという合理的な経営判断だ。
