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リチウムイオン電池の安全なコンテナ輸送に関するCINSガイドライン

2026/07/14 16:27
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世界の主要海運会社14社が加盟、英国に本部を置く「貨物事故通報システム(CINS)」は、リチウムイオン電池のセルやバッテリーが複数の産業分野で広く使用されるようになった結果、海上輸送量は着実に増加し、それに伴い関連リスクへの関心も高まっていることを受け、海上コンテナでのリチウムイオン電池の安全輸送を支援するために最新ガイドラインを2026年4月に公表した。

このガイダンスは原文は英語で、国際海事機関(IMO)が定めるIMDGコードなど既存の規制枠組を補完するものであり、火災、熱暴走、有毒ガスの放出といった主要リスクに焦点を当てている。

 

ガイダンス(英文): 

https://www.ukpandi.com/fileadmin/uploads/ukpandi/00_Documents/News/2026/CINS_Guidelines_for_Shipping_Lithium-ion_Cells_and_Batteries_April_2026.pdf

 

IMDGコードとは

危険物の海上運送にあたっては、運送される物質の危険性について充分な配慮が必要であり、国際海事機関(IMO)が危険性を考慮し国際海上危険物規程(IMDGコード)、国際バルクケミカルコード(IBCコード)、核燃料物質等専用運搬船の基準(INFコード)等の国際的な安全基準を定めている。

1965年に策定されたIMDGコードは、危険物の輸送に関わるすべての関係者が従うべき基準、主として危険物の分類、容器の要件、積載条件、ラベル表示、書類作成、緊急時対応までを包括的に規定している。

 

危険物の分類と識別

IMDGコードでは、危険物はクラス1〜9に分類され、それぞれ性質が異なる。さらに、危険度の高さに応じてパッキンググループ(PG)I〜IIIに区分される。輸送の可否や書類作成は、まずUN番号とクラス分類の確認から始まる。UN番号は、危険物を国際的に識別する4桁の番号で、正しい品名(PSN)、クラス、包装基準、ラベル、積載条件が決まる。

特に、ラベル表示は大切で、これにより倉庫作業員や船員が危険性を認識できるようにしている。

 

CINSガイドラインとは

そこで、CINSガイドラインに話を戻すと、本文書は、海運会社、運航事業者、および運送業者に対し、国連番号3480および3481に分類されるリチウム・イオン・セルおよびリチウムイオン電池を貨物輸送単位(CTU)で輸送する際の安全指針を提供するものであり、リチウム・イオン・セルおよびリチウムイオン電池の輸送に伴う特定のリスクに焦点を当てている。

リチウムイオンセルは、構造や構成が異なるため、リチウムイオン電池とは区別される。電池の構成部品であるリチウムイオンセルは、追加の品質管理プロセスが欠如している可能性があるため、廃棄物ではない新品のリチウムイオン電池に比べ、輸送中のリスクが高くなる可能性がある。

製造工程における品質管理手順は、状態の悪いセルやバッテリーを特定して排除するためには不可欠であり、それによって欠陥のある、あるいは規格外のバッテリーがもたらすリスクを低減することができる。

 

コンテナ内でのリチウムイオンセルおよびバッテリーの輸送に関するCINSガイドライン

SAR 101 との関係に関しては、本文書は、CINS が発行した「SAR 101 A ガイドライン」(2023年3月)を補完するものである。

https://www.cinsnet.com/wp-content/uploads/2023/03/CSAR-101A_Lithium-Ion-Batteries-Guidelines-24-March-2023.pdf

 

本ガイドラインは、CTU に梱包されたリチウムイオン電池の輸送について、危険物として申告される場合、 あるいは特別規定(SP)188 の適用除外の下で輸送される場合を問わず、コンテナでの輸送に関わる実践的な指針を分かりやすい絵と写真入りで視覚的に提供しているので、参照されたし。

Hiro

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