米資源大手フリーポート・マクモラン(Freeport McMoRan)が7月23日に自社ホームページ上で発表した2026年1-6月期決算は、売上高が前年同期比0.4%減の132億6300万ドルだったにもかかわらず、純利益は18億6500万ドル(約3100億円)と66%増加した、同社は2025年9月にインドネシアのグラスバーグ(Grasberg)鉱山で洪水事故が発生。銅生産は大幅に減ったが、銅価格の上昇で相殺した。
プレスリリース:Freeport-McMoRan Inc. - Freeport Reports Second-Quarter and Six-Month 2026 Results
フリーポートの2026年4-6月期と1-6月期決算概要

1-6月期の同社の銅生産量は14億4800万ポンドと前年同期から21%減った。このうちインドネシア鉱山の生産量は54%減の3億ポンドでほぼ半減した。しかし、銅の平均販売価格は1ポンド当たり6.04ドルと前年同期の4.48ドルから3割超値上がりし、生産減を補った。
同社はインドネシアのほか、南北アメリカで金やモリブデンの採掘も手掛ける。1-6月期の金の生産量は28万9000オンスと前年同期から52%減った。モリブデンは4500万ポンドで前年と同じだった。
フリーポートの4-6月期と1-6月期の生産概要

フリーポートのインドネシア部門の4-6月期と1-6月期の生産概要

グラスバーグは2025年9月に死亡事故を起こし、一時操業を停止した。現在は通常の6割程度で稼働している。同社は2027年末までに全面操業再開に近づくとしているが、再開時期が2028年に後ろ倒しになるとの観測が一時浮上するなど、復旧作業は難航している。