日本政府が出資するオーストラリア資源のライナス・レアアースは7月27日、上場するオーストラリア証券取引所(ASX)で、「韓国新エネルギーのLSエコエナジー(LS Eco Energy Ltd)と、転換社債(CB)の相互持ち合いで合意した」と発表した。両社は3月にベトナムでの協業で合意。ライナス起点に韓国勢もレアアース磁石のサプライチェーン(供給網)確立を目指す。
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発表によると、両社は2900万豪ドル相当の満期5年のCBについて、拘束力のある相互持合い契約を結んだ。発効日の3年後から社債の株式への転換が可能で、転換価格は当時の株式取引価格に応じる。CB自体の金利は発生しない。
両社は3月、LSエコエナジーがベトナムで建設予定の金属加工工場にライナスのレアアース鉱石を提供する供給枠組みで合意していた。LSエコエナジーは韓国電線大手のLS電線(LSケーブル&システム)の傘下企業。2025年末にベトナムでの大規模な金属加工工場の建設を決めていた。LSエコは新工場でライナスから提供されたレアアース鉱石をレアアース磁石向け材料に加工する。製品はさらに親会社のLS電線に供給し、LS電線が米国で永久磁石を製造する。韓国勢によるレアアース磁石のサプライチェーン確立を目指す。
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ライナスは日本向けに中重希土類を輸出し、米国も輸出先に抱えつつ、韓国勢とも関係強化を進める。韓国勢とは主に永久磁石向け原料鉱石の提供が多い。磁石材料になるレアアースはネオジムなど軽希土類が中心で、日本が輸入する中重希土類とは製品ラインナップがやや異なる。