Loading...

令和8年熊本地震の半導体関連の被害状況―第2報

2026/07/29 10:58
文字サイズ

令和8年熊本地震の半導体関連の被害状況の現時点での(29日9時半)は下記の通り。

●主要半導体工場の最新状況

・TSMC(JASM:菊陽町・震度5強)【情報更新】

操業を段階的に再開中

建物の損害検査が完了し、構造上の安全性が正式に確認された

屋外退避していた従業員は全員無事が確認され、順次工場に戻っている

現在は、揺れによる製造ラインへの影響について、引き続き詳細な点検・検査を進めている

建設中の第2工場は無傷ですが、余震への警戒から一部の工事を一時的に見合わせている

・ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング(菊陽町)【情報更新】

詳細な被害状況を確認中。

菊陽町のイメージセンサー工場のほか、大分県など九州各地にある拠点の被害確認を進めている

現時点で全容把握にはまだ時間がかかる見通し

・ルネサス エレクトロニクス(熊本市・錦町)

川尻工場および錦工場の被災状況・稼働への影響を現在も把握中

・三菱電機(合志市・菊池市)【情報更新】

パワー半導体拠点の負傷者の有無、および工場の稼働状況について確認を急いでいる

 

●半導体装置・材料メーカーの被害状況

・東京エレクトロン九州(合志市・大津町)

29日は両拠点の稼働を停止し、安全点検を実施中。

現時点で、建物や設備に大きな損害は確認されてない

・TOPPANホールディングス(玉名市)

半導体・パッケージ工場の操業を停止

29日の操業についても未定(状況を見極め中)

・東海カーボン(芦北町)

ウエハー製造時の消耗材を手掛ける田ノ浦工場で、稼働中の設備を一時停止

人的被害は出ていない

・パナソニック ホールディングス(熊本県内)

電子部品(キャパシタなど)の製造拠点において、人的・物理的ともに「大きな被害報告は入っていない」

・富士フイルム(菊陽町)

材料拠点にて全員の避難を完了し、現時点で工場・従業員への被害は確認されていない

 

●その他の工場の状況

・日本製紙(八代工場)

煙突の一部が折れ、事務所が倒壊するなどの激しい物理的被害が発生

・ホンダ(大津町)

二輪工場で、地震の揺れによりスプリンクラーが誤作動し、一部で漏水・浸水が発生したため、29日午前も稼働を停止

・トヨタ自動車九州・ダイハツ九州

安全点検のため、福岡・大分県内の各工場で夜勤や一部稼働を停止(トヨタは29日午前から再開予定)

・物流の寸断

ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便などが熊本県内への配送や引受けを一時停止

九州新幹線の運休や高速道路の通行止めが継続

【関連記事】

TSMCで工場の稼働を停止―令和8年熊本地震の半導体関連の被害状況速報

 

椿 匡之

関連カテゴリ

関連記事

新着記事

ランキング